2025/10/29

Lua言語の3Dゲームフレームワークの「LÖVR」を、フルスクリーンモードで起動した際に一部の環境でフリーズしてしまう件を無理やり解決する方法

Lua言語を用いて3Dゲーム等を作成できる「LÖVR」というフレームワークがあるのですが、現在僕が使用しているパソコン(AMD製のCPUが搭載されているもの)(OSはWindows 11)ではフルスクリーンモードで起動すると、アプリケーションがフリーズしてしまう問題が発生します。例えば、以下のスクリプトを作成します。

--「conf.lua」の内容--

--「main.lua」の内容(実行後はAltキーとF4キーを押して終了させてください)--

そしてlovr.exeで実行すると、一部のパソコンでは真っ黒なフルスクリーン画面が表示された後フリーズし、以下の画像のような表示が出ます。おそらく手元のパソコンにAMD製のCPU(またはGPU)が搭載されていることと、Vulkanとパソコンの相性が関係しているのかもしれません。

今回は、この問題を無理やり発生させないようにしてみます。尚、今回使用する「LÖVR」のバージョンは、0.18.0です。

--「conf.lua」の内容--

--「main.lua」の内容(実行後はAltキーとF4キーを押して終了させてください)--

「SeaMonkey」に付属の「Composer」で日本語などを入力してHTMLファイルに保存した際に自動挿入される半角スペースをできる限り自動挿入させないようにする方法

(この記事はKanogutiがTumblrにて公開した記事の再掲です。)

「SeaMonkey」というソフトウェアに付属の「Composer」というWYSIWYGなHTMLエディタにて、以下の画像のように、長文で日本語等を入力してみます。

その後に、HTMLファイルとして保存すると、おそらく以下のように半角スペースが一部自動挿入されてしまいます。

この記事は、この問題をできる限り改善させるための備忘録です。尚、この手段は自己責任で行ってください。撮影したスクリーンショット内では、ファイルの拡張子を表示した状態で撮影しております。使用した「SeaMonkey」のバージョンは以下の通りです。


1.「omni.ja」ファイルを探す。

まず、「SeaMonkey」のインストール先のフォルダにある「omni.ja」ファイルを見つけます。


この「omni.ja」ファイル内をいじります。念のため元の「omni.ja」ファイルをコピーしてバックアップを取っておくと良いでしょう。

2.「omni.ja」ファイルの中身を抽出する。

「omni.ja」ファイルの中身はzipファイルのようになっています。「omni.ja」ファイルの拡張子の「ja」の部分を「zip」に無理やり書きかえ、ファイル名を「omni.zip」にします。その後、デスクトップ等に新しくフォルダを作成し、そのフォルダ内に「omni.zip」ファイルの中身を解凍します。するとフォルダ内は以下のような画像のようになっています。

3.「ComposerCommands.js」ファイルを編集する。

作成したフォルダ内から「chrome」フォルダを開き、「comm」フォルダを開き、「content」フォルダを開き、「editor」フォルダを開き、「ComposerCommands.js」ファイルを見つけます。

このファイルを「メモ帳」等で開いてください。開いたら、「メモ帳」等のアプリケーションにある「検索」機能を使って、以下の文字列で検索します。

function GetWrapColumn()

そして、以下の画像の青い部分を削除します。

その後、削除した部分に大きい数字を入力します。この記事では「2147483647」を入力しました。

入力したら、「ComposerCommands.js」ファイルを上書き保存してください。

4.「omni.ja」ファイルを再作成する。

先ほど「2」で作成したフォルダに移動し、そのフォルダ内にある全てのフォルダとファイルを選択し、「omni.zip」ファイルとしてZIPファイルに圧縮してください。ここでの注意点は、先ほどの「2」で作成した1つのフォルダそのものをZIPファイルにするのではなく、フォルダの中身を全て選択しZIPファイルに圧縮してください。

その後、作成した「omni.zip」ファイルを「omni.ja」ファイルとして拡張子を書き換え、「SeaMonkey」のインストール先のフォルダに移動させます。これで作業は完了です。

再び、「SeaMonkey」に付属の「Composer」を起動させ、日本語の長文を入力してみます。

そして、HTMLファイルとして保存すると半角スペースが挿入されていないことが確認できます。